トラッキングの使い方

一時Oスナップ メニュー内の「トラッキング」を使う例

一時Oスナップ メニュー内の「トラッキング」の使い方を説明します。「トラッキング」と「一時トラッキング」は操作に違いがあります。ここで説明しているのは「トラッキング」の説明ですので、注意してください。
第7回の「基点設定」の説明で使用したものと同じ例を使って説明をしていきたいと思います。

完成した状態

トラッキングを使う場合

移動コマンドを使って作図した機器を移動させます。

移動コマンドを実行し、目的点をとる場面になったら、Shiftキーを押しながら右クリックをして一時Oスナップを表示させます。
一時Oスナップメニューの中から「トラッキング」を選択し、基点として通り芯 X Y の交点を選択します。
基点として選択した位置から、最初にX軸方向へ移動させます。トラッキングを選択した時点で直交モードがオンになっていますので、そのまま右にカーソルを移動させ、直接距離入力で距離「700」を指定します。次にY軸方向の移動を行います。そのままカーソルを上方向へ移動し、直接距離入力で距離「500」を指定します。
これで目的の位置に機器が移動しましたので、トラッキングを終了させるために「Enter」キーを押します。

基点設定同様、ここで使ったコマンドは「移動」のみです。(「トラッキング」を割り込みコマンドと考えると2つ)

動画説明(コンテンツを再生するにはFlashPlayerが必要です。)ダウンロードページ

あとがき

前回のあとがきにも書きましたが、私は今回説明をした「トラッキング」の方が好みの操作で、「基点設定」はほとんど使いません。「基点設定」の難点(?)は相対座標だとすると、「トラッキング」の難点はX、Yの方向を別々に入力する手間になると思います。
ただし、方向はカーソル(マウス)で指示できるので、距離の入力はマイナスを考える必要がありません。どちらを使うか、または補助線を作図するかは好みの問題だと思いますので、勉強中の方はいろいろ試してみて、一番やりやすい方法を発見してください。

さらに最近のAutoCAD LTのバージョンでは「オブジェクトスナップ トラッキング」という機能が追加され、一時Oスナップメニューを表示させる手間がさらに省けるようになっています。

  

3月頃から短期集中講座へのお申込みが急激に増え忙しくなってしまいました。6月までは追加開催を行うような状況でしたが、7月、8月は少し落ち着いてきました。暑い盛りですが、比較的少ない人数で受講できるチャンスです。

この5ヶ月の間にLemonCADスクールでは、新しく「Brain Gear」という設備専用CADの講習を立ち上げたり、設備業界へ転職したい方への職業紹介をはじめたりと、いろいろと変化をしました。本当にあっという間の5ヶ月でした・・・。

さて次回は、鏡像(MIRROR)コマンドで文字を反転させたら、鏡文字になってしまった場合の対処について説明したいと思います。・・・できれば1ヶ月以内に。

Lemon CADスクール

LemonCADスクールでは既定のコースの他に、1時間以上30分単位で好きな時間だけ授業を受られるコースもあります。独学で勉強された方や周囲にAutoCADに詳しい人がいない方のサポートとして、AutoCADの機能を自分の業務に活かす方法がよくわからないという場合の相談場所として、ご好評いただいております。

費用は講習時間1時間あたり5,250円(税込)のみです。テキストなどを使用する場合には教材費を頂きますが、多少の資料(テキストのコピーなど数枚のもの)などは受講料に含みます。入会金などはいただいておりません。
詳しくは、AutoCADフリーコース をご覧ください。

バックナンバー

>>バックナンバー一覧
RSS1.0

このコーナーについて

このコーナーは、最近AutoCADを使い始めた方向けに 『ちょっとしたことなんだけど知っていると結構便利で、だけどなかなか最初から知っている人は少ないかも』 というポイントをご説明しようというものです。

LemonCADスクールの「短期集中講座AutoCAD基礎コース」を受講された方を主な対象として考えています。授業中にも説明しているのだけど忘れられてしまっていそうなこと、はじめからたくさん説明しすぎると混乱してしまいそうなのであえて説明しなかったこと、授業中や修了後の電話サポートで多い質問などが中心となります。
他のサイトやテキストなどでも紹介されていることばかりだと思いますが、独学で勉強中の方の参考にもなれば嬉しいです。

当面はAutoCADでもAutoCAD LTでも共通の操作で、少し前のバージョン(2000くらい)から変更されていないものを取り上げて行きます。